恋愛ハッピー

モラハラの特徴とチェックポイント

世間で色々と問題になっているモラハラ。モラハラが原因で離婚なんて話もありましたよね?でも、モラハラは夫婦だけではないんです。

では、どんな行動がモラハラになるのでしょうか?もしかしたら、あなたも身近な人にモラハラを受けているかもしれません。

今回はモラハラのチェックポイントを見てみたいと思います。

モラハラとは?

モラハラとは、モラルハラスメントの略で、精神的な暴力を意味します。

モラルハラスメント 【moral harassment】

暴力は振るわず、言葉や態度で嫌がらせをし、いじめること。精神的暴力。精神的虐待。モラハラ。

(出典:デジタル大辞泉

 

被害者も加害者も気づきにくい

精神的に相手を追い詰めたり、虐待したりするような言動をモラルハラスメント(モラハラ)と呼びますが、困った問題があります。

自分がモラハラを受けているということを気がつきにくいのです。そしてさらに困ったことに、いつの間にかモラハラの加害者になっている、つまりモラハラの自覚症状がない人が多いのもモラハラの特徴なのです。

女性から男性に対するモラハラも多い

モラハラは精神的暴力なので、男性から女性へだけではありません。妻から夫へのモラハラ、彼女から彼氏へのモラハラもあるのです。「いつの間にか、モラハラ妻になってしまった」と自分自身で後悔している女性も多いのです。

モラハラする人の特徴

モラハラは、気がつかないうちに相手の手中にはまってしまい、気がついた時には精神的に疲弊してしまったり、参ってしまったりします。

そのような点から、モラハラには、早めに気がつき、モラハラをしてくる相手から離れて自分の身を守ったり、モラハラの被害にあっている人に気がつき、守る事がとても大切なことになります。

以下が、モラハラの加害者に最も多い特徴です。チェックしてみてください。

否定を繰り返す

モラハラの加害者は相手の価値観や能力、人格など、相手を構成する要素を全て頭から否定します。まるで相手に価値などないような言動をして、相手の自信を損なわせ、相手を自分の意のままに操れるように仕組むのです。

たとえば、相手が好きなものの話をしていると「そんなものは下らない」「そんなものが好きだなんておかしい」などと相手の気持ちを踏みにじるような発言を繰り返し、相手が自分の好きなものに対して疑念を抱いたり、恥ずかしく感じて自信をもてないように仕向けます。

また、仕事場でも相手がした仕事に対して、否定ばかりを繰り返し、「能力がない」「馬鹿だ」などと相手を否定するような言葉をぶつけたり、陰で他の人達に言いふらし、相手の職場での評判を落としたり、被害者の味方になるような人をどんどん減らしていくといったようなことをします。

モラハラの加害者は、相手の価値を貶めることに躍起になって、相手の全てを否定しにかかってくるのです。そうすれば、相対的に自分の価値が上がり、自分が優位に立てることが加害者にとっては何よりも嬉しいことなのです。

価値観や考えを押しつける

モラハラの加害者である人は、尊大で、自己愛が強く、自分が一番だと思っていることが多いので、自分の価値観や考えを周りの人に押し付けたり、強制したりします。

自分の考えが絶対であるといったような態度をとり、それに反対したり、背いたりする人がいると途端に攻撃的になって、相手の考えを否定にしかかります。

世の中に自分以上に正しい人間はおらず、いつも自分が一番正しいのだという態度で相手に接するため、気の弱い人や流されやすい人などはついついそのことを信じてしまったり、そんな気になったりしてしまいます。

また、モラハラの加害者は能力的にも高い人が多く、仕事場などでも有能であると評価されることが多いため、周りに味方が沢山いる場合もあり、モラハラの被害者はつい自分の考えが間違っているのかもと自分の方を疑ってしまうことになります。

”あなたのため”を繰り返す

モラハラの加害者は、人の心を操るのが上手です。そのため、被害者に精神的な暴力や虐待を繰り返していても、そのことを認めようとはしません。

これは全部、「あなたのため」だから言って、あたかも親切でも行っているかのように振る舞い、自分がモラハラ的な言動をとるのも結局は相手のためなんだといった態度をとります。

そのため、周りの人や被害者もなかなかモラハラを受けていることに気がつかず、ひどい時には一緒になって被害者を責めたり、被害者の方をどうにか変えようと躍起になります。

本当にその人のために何かをしている人は、「あなたのため」などと言うことをわざわざ口にするでしょうか?「あなたのため」を繰り返し口にする人の心の裏には、本当は「自分のため」が隠れていると思っておいてください。

周囲には、社交的で人当たりもよく外面がよい

モラハラの加害者である人は、有能で、社交的で人当たりもよく、外面が非常によいことが多いので、周りの人はその人からモラハラの被害を受けたと聞いても、なかなか信じてくれなかったり、ひどい時は否定されて被害者の方が責められたりということが起こってきます。

また、被害者以外の人には優しく振舞ったり、親切だったりするので、被害者自身も自分の方が悪いのだと思い込みやすく、それでモラハラの被害が長期化することになります。

会社内では、他の人の目がいくつもあるので被害に気がつく人が他にも出て来る可能性がありますが、モラハラが家庭内で行われている時には、他の人はなかなかそれに気がつきにくく、被害者の苦しみは長く続くことが多いのです。

モラハラの特徴とチェックポイントまとめ

モラハラの加害者は被害者を選ぶのが上手です。(意識的に選んでいるというよりも、無意識で選んでいます)

優しい人や気の弱い人など自分が操りやすい人間を上手く見つけ、いつの間にか相手を被害者へと追いやるのです。

上記のような行動が当てはまる人が近くにいたら、モラハラだと早めに気がつき、自分で自分の事を守ってあげると良いでしょう。